華藏寺(けぞうじ)
華藏寺由緒
当山は龍翔山華藏寺といい、臨済宗南禅寺派の寺なり。
海抜456m、禅宗の古刹なり。
本尊は南無釈迦如来を安置す。桓武天皇の御宇、延暦22年(808)天台宗智元上人の開基なり。
初めは天台宗であったが、後五百有余年を経て亀山法皇御不例の砌、勅願により当寺で御祈念、
杉井の霊水と御秘薬を献上、日ならずして御平癒、この因縁に寄り帝深く御帰依、当寺を禅宗に
改めさせ南禅寺(亀山帝御開基)の末派とし、濟遍禅師を中興開祖とす。皇室の外護を蒙り隆盛を極める。
然るに戦国時代。尼子、毛利の兵火に遭い諸坊伽藍什宝尽く消失し寺運も大いに哀頽するに至った。
その後慶長6年(1601)堀尾吉晴公 松江に城を築くにあたり、城の鬼門に当れりとて当寺を
祈願所とす。藩主の外護を得て堂宇伽藍を造営復興す。松平直政公に到り再興なり輪奐の美を極む。
寺運漸恢復し、歴代藩主の帰依厚く禅風大いに振い天下の霊山と号されるに到った。現在の諸堂は
すべて当時のものなり。
薬師堂は(鳳形造)には南無薬師瑠璃光如来(重文)を奉安す。
恒例の祭礼は春5月8日 秋9月8日に厳修す。特に授児、安産、胎毒守護、無病息災、諸願成就等
霊験顕著なり。
開創依頼1200有余年の歴史と伝統を持つ霊山であり、禅の修行道場でもある。